こまっけろとの日々
4年ほど前、友人付き合いしている東大の院生のブログで初めて知ったこの黄色いカエルのゆるキャラ。
写真を見た瞬間に
「なんだこの可愛い物体は!!」
と思い、すぐさま尋ねたところ、その名は
「こまっけろ」
なんでも東京大学の1、2年、つまり教養課程を学ぶ駒場校舎にある、駒場池に住み着いているカエル、という設定だとのこと。
ある日散歩していた時に拾ったという帽子とお腹のイチョウマークが東大っぽいなー、と思いつつも、大好きなカラーである「黄色」とつぶらでちょっと知性を感じさせる瞳があまりにもツボに入ってしまい、それからどうすればこまっけろを見れるか、と調べまくったところ、なんとTwitterをやっていたので、フォローすることになってしまった。
駒場祭だけではなく、駒場商店街など、地元のちょっとしたお祭りなどにちょこちょこと出没し、地元では大変な人気っぷり。
ツイートしている内容も、可愛らしいことばかりではなく、ときたま真理に迫るようなことを言っていたり、と可愛いだけではないその独自のキャラクター性に一気に魅了されてしまった。
考えてみれば、カエル、という生き物は、別に積極的に世の中のために働きかけるような働き者ではない。
あくせくしない、のんびりしていて、しかも無邪気、というイメージがある。
ただ、昔信州の農家のお年寄りから聞いたのだが
「カエルが良く鳴く田畑は、実りが良い証拠だ」
と言われる。
根底にあるのは
「豊かさ」の象徴なのだ。
こまっけろもそうだ。いつものんきに散歩したり、お祭りに顔を出してはしゃいでみたりと、別に世の中に役に立つことなんてしていない。
でも、それでいい。
そこにこまっけろがいるだけで和みが生まれるのだから。
去年はなんと駒場を飛び出して、全国各地、それにイギリスやアフリカまで行っていろんなものを見てきたこまっけろ。
ただし、見物しまくって疲れた後
「やっぱり駒場はいいなあ、けろけろ」
とのんきにつぶやく。
毎年1kgづつ体重が増えるのがなやみというのも可愛らしい
こまっけろ、いつまでも可愛くいてね。